まち協先進地視察研修会

平成29年8月26日(土)


 まち協産業振興農業部主催の先進地視察研修会が8月26日(土)に行われました。今回は豊岡市の「中谷農事組合法人」視察と同市出石町の「そば藤」でそば打ち体験を行いました。参加者は各集落代表者、各営農組合員そしてまち協役員など25名が参加しました。
 午前8時コミセンを出発し、9時30分から中谷農事組合法人を訪れました。当集落は42戸うち農家戸数(組合員)33戸、耕地面積は28.3ha、受託面積は36.3haで経営面積は64.6haです。同組合法人は、昭和62年から営農組合で1集落1農場方式を取り入れ、昭和63年には大規模圃場整備(例えば1.5ha/筆もあり)、水稲+麦+大豆の土地利用型農業を実践。平成5年には減農薬特別栽培米「六方銀米」を栽培、平成10年には農事組合法人として現在に至っている。
 法人の組織には女性グループや女性理事、若手会議も協力体制として組織化され多様な意見を求めている。工夫されている点は
?組織として職員やパートを雇用しているがメモとして健康診断(カルテ的なもの)を出してもらう。職員等に3?5年後の意見を聞いている。
?大規模区画での草刈りは大変。そこで考えられたのが、草刈作業の一部は若手を草刈り隊として任している。
?子供達と高齢者が一緒に黒豆の栽培や環境保全活動で彼岸花の植栽、納豆作りなどにも挑戦。
?当集落には何人かの外国人が生活していて、世界の料理教室も開催するなど営農面だけでなく幅広い活動が行われている。
 特に感じたのは、組合長のリーダーシップ、営農面だけでなく集落と一体的な活動が人をつくり、村をつくり、未来をつくるものだと思いました。11時過ぎには昼食を兼ねて出石町でそば打ち体験をしました。今回参加者はそれぞれの立場で参考になったと思います。