まち協先進地視察研修会

   平成28年8月20日

  まち協産業振興農業部主催の先進地視察研修会が8月20日行われました。
  今回は、アグリステーション丹波篠山が開設されたことでもあり、先駆的に取り組んでいる新温泉町の久斗山農産加工組合を訪問しました。参加者は、各集落やまち協役員など23名で、マイクロバスで午前8時に出発しました。
  午前10時まず新温泉町の県立但馬牧場公園を訪れました。ここは、豊かな自然に和み、動物たちとふれあい、高原で遊び、学び、体験をし、おいしいものを味わうことができる施設をそなえ、但馬牛博物館などもあります。私達は、ここで昼食を兼ねてそば打ち体験に挑戦しました。
  午後1時30分ごろ研修の目的地である、美方郡新温泉町の「久斗山農産加工組合」に到着し中村寿弘組合長から、説明を受けました。久斗山集落は、新温泉町の中心地浜坂駅から約15キロ離れた山間部に位置し、過疎化、高齢化が進んでいました。
  平成16年3月に集落内の久斗山小学校が廃校になったのを機会に、廃校施設を交流施設、農産物加工施設として特産品開発を目指そうということで、平成16年8月「久斗山農産加工組合」が結成されました。
  地場産の原材料を使用した栃餅や山菜の佃煮の販売、正月やイベント用の餅の製造販売などに力を入れているほか、子供たちに対する餅付き体験や、飯ごう炊飯などの体験教室、東京杉並の子どもの田舎体験の受け入れなど、食育教育にも熱心に取り組まれていました。
  わが城南地区に比べてもっともっと過疎が進み不便な地域でありながら、大変な情熱で取り組まれており、大いに参考になりました。