綿栽培研修会と藍染め教室

8月24日(日)

  まち協産業振興農業部主催の行事としてコミセン城南会館と真南条上営農組合で開催されました。
  同営農組合では3年前から純国産綿を使用したサムライジーンズの製造を目指す(有)サムライと協力して無農薬の綿の栽培に取り組んでいますが、ここだけでは量的に不足し、他の集落でも放棄農地対策や地域活性化につながる可能性があることから今回の行事を行うことになったものです。
  参加者は約30名、各集落の自治会長や農会長をはじめ、その他関心のある人また市役所からも参加いただきました。
  先ず、午前中「綿づくりについて」と題して(有)サムライの荻野氏からお話しいただきました。
  同社の純国産のジーンズを目指すコンセプトから、綿栽培プロジェクトを篠山・真南条上で立ち上げるにいたった経緯と今後の取り組みについて説明がありました。
  その後同営農組合の圃場で綿栽培の現場を見ながら、サムライの渡部氏や営農組合の小林氏、堀井氏から栽培の苦労や除草の試行錯誤等について説明を受けました。
  無農薬栽培につき、特に草の対策が重要でかつ作業も大変という印象を受けました。実際にマルチのあるなしや直播か移植かなど、圃場でいくつかのパターンで実験が行われていました。
  ともあれ、10アールあたり50〜100kgの収量が見込まれ、20万円〜40万円で買い上げが保証されるので米よりも収入が上がるとの説明がありました。一度挑戦してみようという方は真南条上営農組合(酒井さん 090-3991-7981)又はサムライジーンズ(荻野さん 090-3969-0003)へ問い合わせてください。
  お昼は、サムライジーンズとまち協女性有志によるカレー、サラダ冷やしソーメンなどの昼食をいただき、午後からは、大雨の中藍染め教室ということでサムライジーンズの応援団ボランティアの方たちと合同で手ぬぐいの染め物に挑戦し、和気あいあいのうちに全日程を終了しました。