ささやかな神事 --- 宇土

平成30年2月9日

宇土の「山の神」は集落のはずれの山の中腹に祀られています。毎年、2月9日の早朝に三々五々お参りし、今年1年の山仕事の安全を祈願します。前日より宮総代が祠とその周辺・参道を掃除し、お神酒・お塩・お米・お菓子等をお供えします。当日、お参りした村人は持参したお餅をお供えし、山仕事の安全を祈願して、前の人がお供えされたお餅などを持って帰る習わしとなっています。お参りする参道は少しきついですが、山の冷気は爽やかで、すがすがしい気分になります。

近年、お参りする人も少なく、本当にささやかな神事ですが、いつまでも後世に伝えていきたいものです。 

「春雪に 凛とたたずむ 山の神」