アグリステーションが変わります!

令和2年8月22日

 平成28年(西暦2016年)2月14日、城南地区まちづくり協議会の収益事業部としてスタートしたアグリステーション丹波ささやまですが、事業は決して順調だったとは言えません。初年度に事業の運営に必要なハード面の最低整備(加工施設の整備)をしただけで、人が集まる施設(ステーション)として来訪者の満足が得られないという状態でした。

 今年になって、人が集まるステーションにすべく以下の施設整備を手掛けてきました。これでアグリステーションのハード面での迎客体制が整います。

  1. 施設全体に防鼠、防ゴキブリ、小動物侵入対策の金属ネットを張り巡らしました。
  2. 施設内にLANと固定電話・FAXを設置しました。電話・FAX 番号は079-556-5997です。Wi-Fi環境も整い、団体の信用度が一気に増します。
  3. 畳部屋のダニ対策として全面フローリングにしました。
  4. 畳部屋と菓子製造室の押し入れを取り壊し、対面式のカウンターを設置しました。
  5. 押し入れスペースに授乳室とおむつ交換室を設置することで、市認定の赤ちゃんステーションとなりました。
  6. 多目的トイレと小児用トイレを新設しました。
  7. 藤棚にミストシャワーを設置しました。

 更に来年早々には、園庭の天然芝生化、桜の木9本、アジサイ206本の植栽を行います。・衣替えしたアグリステーション丹波ささやまでは、ビジネスの柱を(1)農産品加工、(2)子育て世代の交流拠点、(3)癒しの空間を演出するカフェ、(4)まちむら交流とします。


(1)農産品加工・販売

「アグリステーション」は「農業の駅」という意味の造語です。つまりここがアグリステーション丹波ささやまの一丁目一番地です。

  1. 鶏ごぼうご飯の加工食品商品化を進めていきます。
  2. クレープ、焼菓子、スナックの商品開発を進め、加工・販売していきます。
  3. 季節ごとの主力商品を決めて売り上げの増加を図ります。今夏はこだわりシロップのかき氷を販売しています。


(2)子育て世代の交流拠点

 丹波篠山市の子育てニーズ調査によると、市が抱える子育てに関する課題は、1)子育てサービスが少ない、2)子連れで行ける飲食店が少ない、3)子供連れでも出かけやすく、楽しめる場所が少ない(平成31年調査)でした。これらのニーズに応えるため、子育て世代の交流拠点づくりを若手チームにお願いしていきたいと思っています。


(3)癒しの空間を演出するカフェ

 丹波篠山にある有機栽培コーヒーやこだわりクレープが楽しめるカフェ。メルヘンチックなパオを中心に園庭にオープンカフェスペースを作り、田園風景と山々を借景とした景色が癒しの空間を演出します。
以上のコンセプトを実現すべく「県民まちなみ緑化事業補助金」の交付を受けて、神代曙(桜)9本の植林、宿根草の寄せ植え(9か所)、アジサイ206本の植栽と園庭418m²の天然芝生化を行います。


(4)まちむら交流

  1. 城南地区まちづくり協議会の委託事業として従来の体験交流や出張マルシェは継続し、
  2. これに加え神戸成徳地区の若手グループと共同で新たな交流事業を考えていくことで合意しています。


詳しいご報告は、別途アーカイブに保存していますので、ぜひご覧ください。

(追記)
 この一か月に二つのテレビ局から取材依頼がありましたが、NHK TVの取材、ロケーションは終わり放映が決定しました。詳細は当サイト、「お知らせ」をご覧ください。

(小林 泰雄)

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