新年のご挨拶

城南地区まちづくり協議会 会長 松尾与史彦
平成31年1月1日

 あけましておめでとうございます。
日頃、自治会長様始め各種団体、地域の皆様には、まち協の諸活動にご協力頂いていますこと感謝申し上げます。
 まち協は、事業を開始して昨年末の10月で丸10年を経過しました。その間、一貫して、スローガンとして「子どもの居場所づくり、農業振興、高齢者の居場所づくり」を掲げて来ました。
 当時、「居場所」と言う耳新しい言葉について私は、十分理解していなかったので改めて「居場所」について考えてみると、どうも20年ほど前から使われるようになった言葉で、20年前は、バブルは既に崩壊していたが、そのような環境の中にあっても地域を元気にするために、地域の自主活動として多額の拠点整備費と活動費を地域づくり交付金として頂きスタートしたしました。その頃は、リーマンショックに代表されるように、いよいよ低成長期に入っており、その間「居場所」の意味合いも「物理的な場所」から「人々が安心して居られる心理的な要素」に大きくシフトして来たように思われます。
 家庭・学校・職場・地域において生活様式・価値観・趣味の多様化に対応した取組みが求められる一方、「居場所づくり」と言わなくてもよかった大家族で1台のテレビ、自分の部屋も十分でない頃の生活様式からも学ぶこともあるのではないかとも感じています。
 新元号を迎えます。先人が残して下さった古くても立派なコミセン、無償で借用している保育所跡周辺を有効に活用し、体育大会等の基幹行事を盛り上げながら、ご意見を頂き、例えばフィジカルトレーニングに限らず小規模なサークル活動として参加してもらえるスポーツクラブ21の充実、更なる学校との連携等、既存組織・事業の新設や改廃を思い切って行い、更に「人々が安心して居られる居場所づく」が出来るよう取組んで行きますので引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げます。