田植え体験及び生きもの調査

令和元年5月6日

まち×むら交流の一環として、成徳米田植え・生きもの調査が10連休最終日の5月6日(月)、神戸市灘区の成徳地区から子供たち35名と父兄38名計73名が参加し行われました。午前中は野中の田んぼで田植えを、午後には東雲高校の田んぼで生きもの調査を行いました。

大型バス1台と乗用車に分乗し10時にアグリステーションに到着、早速着替えて徒歩で野中へ行き、受け入れ農家の大西信令氏所有農地約3アールをお借りして田植えを行いました。各自軍足に履き替え、大西様より始まる前に苗束から一度に2∼3本をとり、紐に30cm間隔に印が付いている所に植え付けるなど説明を聞き、子供たちは真剣に苗を植え付けました。全員が一条植え終わると、両サイドにいるまち協スタッフが紐を30cmごとに前進させ約30分で終わりました。

今年は田植え経験のある子供もいて早く終わり、例年に比べ苗の植え付け姿勢も良好でした。子供の話を聞くと、とても面白かったとか、どろんこは嫌など様々な声が聞かれました。また10連休最後の日で明日から学校へ行くのは大変との声もチラホラ聞こえました。

田植え終了後アグリステーションに戻り、楽しみの昼食の時間。まち協スタッフが早朝より調理していただき、地元の食材をふんだんに取り入れた昼食メニューです。今回、おにぎりは筍ご飯、黒豆ご飯、塩結びの3種類、天ぷらは寄せ揚げ、筍、ちくわ、雪の下の4種類、そして豚汁などで約100食を準備していただきました。子供たちは口一杯ほうばり美味しく頂いていました。

午後は県立篠山東雲高校へ移動し、生きもの観察用ビオトープ「しののめ いきものランド」で生きもの調査を行いました。最初に田井彰人先生や4名の学生により注意点を聞き、早速網をもって田んぼへ。当初は足元を気にしながら恐る恐る田んぼに入っていましたが、すぐに慣れてドロンコになりながらドロとともに生きものをすくい取り、田んぼの一角に設置されている水槽に生きもの種類ごとに入れました。主な生物はドジョウ、カエル、エビ、タニシ、アメンボなどでした。わからない生きものは先生や学生から解説していただくなど、時間を忘れるぐらい有意義な時間を過ごすことができました。

今回、田植えや生きもの調査は課外活動であり、特に都市部に住んでいては絶対できない自然相手の良き思い出であり、貴重な体験を得ることが出来たと思いました。